DALL-Eを使って小説に出てきそうなシーンを描いてみた

ミステリー イラスト DALL-E
DALL-Eで作成したミステリー風イラスト

最近小説を読んでいるのですが、その中でふと感じたのは小説に書かれている情景描写は説明が細かくなぜ頭の中で情景のイメージがしやすいんだろうと度々思ったことがあります。また最近は生成AIによる画像生成が急成長をしていて、その中で思ったのが小説に出てくる情景描写をDALL-Eに作ってもらったらどんな絵になるんだろう?ということです。そこで、今回は小説に出てくるフレーズをchatGPTに作成してもらって、それを実際にDALL-Eで画像生成するとどうなるのかを検証してみます。

小説の言葉をそのまま引用するのはネタバレ要素も含んでしまうかなと思ったので、今回は小説に出てきそうなフレーズをchatGPTに作ってもらうことからやってみます。

まずはプロンプト生成

まずはプロンプトをchatGPTに作ってもらいます。私は下記のプロンプトを実際にchatGPTに入力してみました。今回はお試して「ミステリー小説」「緊迫したシーン」というテーマで試してみていますが、もし試してみたい方がいらっしゃましたら、ここはみなさんのお好みで変えてみてください。

ミステリー小説に出てきそうな緊迫したワンシーンの情景描写を10個生成してください。

実際に画像を生成してみる

DALL-Eを使った画像生成は、プロンプト次第で大きく変わるので作りたい絵次第でプロンプト入力のコツも変わってきますが、今回は特にオプションを付けづにchatGPTで作った情景描写をそのままDALL-Eに入力してどうなるかみていきます。

窓から差し込む月明かりが、荒野の廃墟を浮かび上がらせる。主人公は、追跡者の足音が遠くなるのを聞きながら、ただ一人、暗闇に取り残された。

コンテキストが無いので、私が元々想像していたものとイメージは違ったものの、的確に文章から推測できる画像になっていて驚きですね。追跡者から逃れていたのに、ドアの前にいるのがちょっと違和感アリといったくらいですが、さすがDALL-Eの生成ですね。次の生成にトライしてみましょう。

雪が舞い散る中、廃墟の中庭で一群の影が立ちふさがる。主人公は、冷たい銃口を手に、ただ一人、その中に踏み入る。

映画のワンシーンのカットのような画像が生成されましたね。かっこいい。そもそもプロンプトの出来がいいので、このようなかっこいい画像が出来上がるのですかね。プロンプトに書かれている全ての要素が盛り込まれた画像になっていて、コチラも素晴らしい画像と感じました。主人公がこの後どうなるのか気になる一枚です。どんどんいきましょう。

滝の轟音が、密林の奥深くに響き渡る。主人公は、身を隠しながら追手から逃れるため、濡れた地面を静かに進む。

コチラもかっこいい画像が生成されましたね。もうミステリーというよりSF・アクション映画チックな情景にも見えますが、こちらの画像も的確にプロンプトの指示通りの画像となっています。俯瞰的な画像が出てきますが、本を読むときは主観的な視点でイメージすることも多いので、ここまでリアルな情景の画像を見るとちょっと新鮮な気分になります。次。

嵐が海岸を襲い、荒々しい波が岩礁に打ち寄せる。主人公は、岬の先端で孤独に立ち、事件の真相に迫るために手掛かりを求める。

おっと、この画像は妄想膨らませすぎ感が否めないですね。現実とはかけ離れていて、壮大なSF映画のワンシーン(それでもやりすぎ感がありますが)になっています。もっとリアルな描写にするにはプロンプトの情報を足してあげる必要があると感じました。Next。

古い屋敷の地下室には、唯一の明かりが足元を照らしている。主人公は、壁に映った自分の影を見て、背筋が凍るような恐怖を感じる。

この画像はプロンプトの内容に近い描写になっていると言えますね。光源の位置と影の位置に違和感がありますが、言いたいことは伝わってくる一枚ですね。

まとめ

今回はミステリー小説に出てきそうな情景描写をDALL-Eを使って画像生成してみました。生成する前の私の情景イメージと比較すると遠からずといったものも中にはあり、画像生成していてとても楽しかったです。また、4枚目の画像のように少し壮大にしすぎた画像が生成されることも多かったので、そこはプロンプトの内容やコンテキストの情報を足してあげることで、より近いイメージの画像が生成されるようになるかもしれません。それでは今回は以上になります。

おまけで、今回chatGPTに作ってもらったプロンプトを以下に掲載します。よかったらお試しください。

  1. 霧が密林を覆い、太陽が隠れると共に、小道は不気味な影に包まれた。主人公は、足音が近づくのを感じ、心臓が激しく鼓動するのを耳にした。
  2. 古い屋敷の地下室には、唯一の明かりが足元を照らしている。主人公は、壁に映った自分の影を見て、背筋が凍るような恐怖を感じる。
  3. 窓から差し込む月明かりが、荒野の廃墟を浮かび上がらせる。主人公は、追跡者の足音が遠くなるのを聞きながら、ただ一人、暗闇に取り残された。
  4. 時計の針が夜の静寂を打ち破るように、響き渡る。主人公は、狭い部屋で背後に迫る脅威を感じ、一瞬ためらいながらも武器を手にする。
  5. 滝の轟音が、密林の奥深くに響き渡る。主人公は、身を隠しながら追手から逃れるため、濡れた地面を静かに進む。
  6. 古びた灯台の灯火が、暗闇に微かな光を投げかける。主人公は、岩場を登りながら、海の音と共に襲い来る危険を察知する。
  7. 雪が舞い散る中、廃墟の中庭で一群の影が立ちふさがる。主人公は、冷たい銃口を手に、ただ一人、その中に踏み入る。
  8. 狭い路地を突き進む車のエンジン音が、夜の静けさを切り裂く。主人公は、追手から逃れるため、ただ必死に走るしかない。
  9. 火事の炎が屋敷を包み込み、暗闇を明るく照らす。主人公は、煙の中を進みながら、愛する人を助けるために奮闘する。
  10. 嵐が海岸を襲い、荒々しい波が岩礁に打ち寄せる。主人公は、岬の先端で孤独に立ち、事件の真相に迫るために手掛かりを求める。
タイトルとURLをコピーしました